練馬区のお宅に屋根点検にお伺いしましたが屋根はボロボロに劣化していました。
ミルフィーユのようにお水を吸い込んで屋根の防水機能は全くありません。
2000年ごろに登場したノンアスベストのパミールなどのスレート屋根はこのような欠陥商品が多いのですが問題はまだこのような屋根が放置されていることです。
まだ雨漏りしていないからと住み続け、気づいた時には建物の躯体が腐っていたりシロアリが発生してることも考えられます。
1 火災保険が使えるなどの訪問販売に依頼してはいけません
ボロボロになった屋根に目をつけて火災保険で屋根を0円で修理できるなどと訪問してくる業者が増えていますが、先に契約を即決させて保険金が降りなかったとしても工事を進めてトラブルになるケースが増えているようです。
契約を即決せずに保険金の申請が通ってから契約、工事を進める業者に依頼してください。
そして、いきなり屋根工事をするよりは雨漏りしているかどうかを確かめることが大事です。
屋根材だけでなく屋根の下地や屋根裏まで雨水が長年にわたって侵入していた場合は建物の躯体の損傷も疑わなければいけませんし、内装や屋根裏の大工工事なども必要になる可能性があります。
そのことに気づかず屋根工事だけをしてしまうと屋根裏などに溜まっていた雨水などからカビが発生してシロアリや健康被害を起こすことも考えられるからです。
2 屋根塗装は意味がない
ミルフィーユ状態になったスレート屋根は雨風で剥がれてくるので塗装をしてもすぐに剥がれてしまって意味がないですし、塗装をしていても剥がれてしまって塗ること自体ができないと思います。
結果色をつけるだけになってしまいますのでお金の無駄ですので意味がありません。
3 屋根カバー工法がお勧め
屋根の下地が腐っていなければ現在の屋根を剥がさなくても屋根を二重に重ねるカバー工法というやり方がお勧めです。
既存の屋根材の撤去費用が掛かりませんし、ホコリやフンジンが葺き替えに比べて出ないので近所が近い場合はお勧めです。
断熱材入りで防音効果のある屋根材まりますので見た目も中身も新築のようになりますし、新しい屋根材の下に防水シート(ルーフィング)を新しく葺くので安心です。
まとめ
スレート屋根がミルフィーユ状態なことに気づかず雨漏り放置している方も多いですが屋根だけでなく建物自体がダメになってしまう可能性がありますので定期的な点検やリフォーム工事を早急に行うことをお勧めします。
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