屋根に取り付ける雪止め(ユキドメ)が劣化すると色々な不具合があります。雪止めを点検、取り替えをした方がいい理由を解説します。
1.雪止めは雨樋を破損から守ってくれます
屋根に積もった雪は雪止めなどの支えるものがないと降雪後に一気に落ちるので屋根のすぐ下に取り付けられている雨樋が破損してしまいます。雪の重みは相当なもので雪で雨樋が曲がってしまったり外れてしまいます。雨樋の交換工事には足場の設置が必要になるので毎年毎年そんなことが続けば大変なことですし、放置すると雨水を排水できずにモルタルなどの外壁を痛めたり外壁の鉄部や木部を錆びさせたり腐らせたりしてしまいます。
2.雪止めは隣の家を壊す事を防いでくれる
都内などはお隣の家が近いですから重たい固まった雪がお隣の雨樋やカーポートなどを破損させてしまう事はもちろん、隣の窓ガラスにヒビが入ってしまった事もありました。
雪の災害は火災保険で保証されているのですがあくまでも自分の家に限定されるのでお隣の物や家を破損させた場合は大変な事になってしまいます。
3.雪止めは人を守ってくれる
雪が落下する時はかなりの塊になっているので落ちたら死亡事故も発生しています。さらに雪が降ってすぐに落下するのではなく1、2日経ち日光によって屋根の上が暖められて雪が溶けて落ちてくるので忘れた頃に落下するという事で非常に危険です。
雪止めの重要性についてご理解いただけたと思いますが、自分で雪止めをホームセンターで買って取り付けする事は危険なのでやめてください! 雪止めを取り付ける時は軒先(屋根の先)で作業しなければいけないので落下の危険がありますので危険です。
さらに雪止めは付いていても点検交換をされたことがないのであれば要注意です!雪止めのタイプによっては錆びやすい物であったり前回の雪で雪止めが変形していたりすると雪止めが機能しなかったり外れて落ちてくる顔もしれないので点検交換をお勧めします。
まとめ
雪止めを取り付けないと屋根の上で固まった雪が落ちてくると雨樋を破損させたり、人やカーポートに落ちて被害を与えてしまいます。自分の所有物以外に損害を与えた場合は火災保険で保証されないので注意が必要です。
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